18歳の手紙
さっき、日記の中をパラパラめくっていたら、
小さな切り取りが出てきました。
2016年8月と書きなぐられた日付。
あらびっくり。
2年前の、
18歳の自分からの手紙だったみたいです。
青臭く、恥ずかしい。
自分に酔ってるね。こりゃ。完璧に。
こんな赤裸々に書くものかと、
正直顔がこわばったけれど。
とーんと来るものがあったから。
だから、自己満足で残そうかなあなんて。
感傷的な気分になりたい気分。
2016年8月
もし10年後の私が、
今日の私に願うとしたらなんだろう。
10年後の私はきっとこう叫ぶ。
たくさん悩んでほしい。
たくさん悩んで、悩んで、悩みとおしてほしい。
泣いていいから、迷っていいから、
とにかく悔いのないように、
ただ悩みとおしてくれと。
そのぶん28歳の私が、肝の据わった女になれるから。
もし20年後の私が、
今日の私に願うとしたらなんだろう。
20年後の私はきっとこう呟く。
思うがままに生きてほしい。
やってみたいこと、心踊ること、
かたっぱしからやり抜いて、
どうか青春してくれと。
母親になった38歳の私が、
我が子の挑戦を許せるように。
自分の子どもの生きる姿を、
ただじっと見守れるように。
30年後の私はどうだろう。
きっと、きっとこう囁く。
自分の人生を揺るぎなく生きてほしい。
若さと体力の許すまま、
自分の決めた道をまっすぐと。
48歳になった私が、旅立つ我が子を、
そう言って送り出せるように。
そしてその子が迷える時に、
灯台の光となるように。
40年後の私はどうだろう。
きっと私はこう歌う。
自分を愛してほしい。
魅力と若さ溢れる若鳥を、
それを心から愛してほしい。
58歳になった私が、
心の美しさを愛せるように。
自分の内側を愛せるように。
見えないものを愛せるように。
50年後の私。
きっと私はこう微笑む。
たくさん転んでほしい。
失敗して、騙されて、騙して、傷ついて、
もうダメだと落ち込んで。
68歳になった私が、
そこから
私の大いなる人生が始まったと語れるように。
60年後の私。
この星にいるかさえわからないけど。
ただ、笑ってほしい。
あなたの世界を愛してほしい。
家族を、涙が出るくらい愛してほしい。
あなたの人生に、未来に恋してほしい。
78歳の私が、終わりに近づきながら、
多くのものを残せるように。
あなたの足跡が、誰かの中で生きるように。
きっとそう願うだろう。
そして死がやって来る時、私は。
きっと18の私に語りかける。
今、悩みなさい。
今、思うがままに、
今、自分の道を、
今、溢れんばかりの愛と、
今、傷だらけの顔で、
今、笑って、
そう、今、生きなさいと。
今、
ベッドから立ち上がれない私が、
笑えるように。
今、
窓の向こう、
遥か山の向こうから吹く一本の風を感じて、
「あっぱれ」と呟けるように。
今、18歳の私に手を振って微笑めるように。
大いなる旅の始まりを、
まっすぐ見つめられるように。
と言うことで、
勉強頑張ってください笑
2016年8月1日
そのためには、早寝早起きからだよなあ...。
20歳の私、こう呟いてますよ。
遠くで、
アラスカ鉄道の汽笛の音がします。
さあ、朝が来る。