18歳の手紙

さっき、日記の中をパラパラめくっていたら、

小さな切り取りが出てきました。

 

2016年8月と書きなぐられた日付。

あらびっくり。

2年前の、

18歳の自分からの手紙だったみたいです。

 

青臭く、恥ずかしい。

自分に酔ってるね。こりゃ。完璧に。

f:id:miyamotomaho:20181102153310j:plain

 

こんな赤裸々に書くものかと、

正直顔がこわばったけれど。

 

とーんと来るものがあったから。

だから、自己満足で残そうかなあなんて。

感傷的な気分になりたい気分。

 

 

2016年8月

 

もし10年後の私が、

今日の私に願うとしたらなんだろう。

10年後の私はきっとこう叫ぶ。

 

たくさん悩んでほしい。

たくさん悩んで、悩んで、悩みとおしてほしい。

泣いていいから、迷っていいから、

とにかく悔いのないように、

ただ悩みとおしてくれと。

そのぶん28歳の私が、肝の据わった女になれるから。

f:id:miyamotomaho:20181102153357j:plain

 

もし20年後の私が、

今日の私に願うとしたらなんだろう。

20年後の私はきっとこう呟く。

 

思うがままに生きてほしい。

やってみたいこと、心踊ること、

かたっぱしからやり抜いて、

どうか青春してくれと。

 

母親になった38歳の私が、

我が子の挑戦を許せるように。

 

自分の子どもの生きる姿を、

ただじっと見守れるように。

f:id:miyamotomaho:20181102153457j:plain

 

 

30年後の私はどうだろう。

きっと、きっとこう囁く。

 

自分の人生を揺るぎなく生きてほしい。

若さと体力の許すまま、

自分の決めた道をまっすぐと。

 

48歳になった私が、旅立つ我が子を、

そう言って送り出せるように。

そしてその子が迷える時に、

灯台の光となるように。

f:id:miyamotomaho:20181102153516j:plain

 

40年後の私はどうだろう。

きっと私はこう歌う。

 

自分を愛してほしい。

魅力と若さ溢れる若鳥を、

それを心から愛してほしい。

 

58歳になった私が、

心の美しさを愛せるように。

自分の内側を愛せるように。

見えないものを愛せるように。

f:id:miyamotomaho:20181102153554j:plain

 

50年後の私。

きっと私はこう微笑む。

 

たくさん転んでほしい。

失敗して、騙されて、騙して、傷ついて、

もうダメだと落ち込んで。

68歳になった私が、

そこから

私の大いなる人生が始まったと語れるように。

f:id:miyamotomaho:20181007153219j:plain

 

60年後の私。

この星にいるかさえわからないけど。

 

ただ、笑ってほしい。

あなたの世界を愛してほしい。

家族を、涙が出るくらい愛してほしい。

あなたの人生に、未来に恋してほしい。

78歳の私が、終わりに近づきながら、

多くのものを残せるように。

あなたの足跡が、誰かの中で生きるように。

 

きっとそう願うだろう。

f:id:miyamotomaho:20180809230528j:plain

 

そして死がやって来る時、私は。

きっと18の私に語りかける。

 

今、悩みなさい。

今、思うがままに、

今、自分の道を、

今、溢れんばかりの愛と、

今、傷だらけの顔で、

今、笑って、

 

そう、今、生きなさいと。

 

今、

ベッドから立ち上がれない私が、

笑えるように。

今、

窓の向こう、

遥か山の向こうから吹く一本の風を感じて、

「あっぱれ」と呟けるように。

今、18歳の私に手を振って微笑めるように。

 

大いなる旅の始まりを、

まっすぐ見つめられるように。  

 

f:id:miyamotomaho:20181102023223j:plain

 と言うことで、

勉強頑張ってください笑          

 

2016年8月1日

 

 

 

そのためには、早寝早起きからだよなあ...。

20歳の私、こう呟いてますよ。

 

 遠くで、

アラスカ鉄道の汽笛の音がします。

 

 

さあ、朝が来る。