透き通った瓶のような
「あなたの周りにまだ残された
美しいものに
心を向けるのよ」
アンネフランクの
そんな言葉を
ふと思い出しながら
アラスカ鉄道の汽笛を
遠くに聴く。
遥か彼方で
同じ大地を踏みしめて
また今日も
歩いていくカリブーを思いながら
また
過ぎていくものの
透明な美しさを
感じた一日。
ここをちらりと
気にかけてくださった皆さんにも
今日という日が
周りにある
小さな喜びやみずみずしさを
感じられる日でありますように。