まあいいか。
心から優しくなんてなれない。
そう思ってしまう。
何か見返りを求めてしまう。
そんな自分を嫌ってしまう。
自分のちっぽけさに
嫌気がさすこと。
汚い自分ごと
大地に沈みたくなること。
たまにありませんか。
でも今は
今日は
それでもいいんじゃないか
なんて
思ってしまう。
アラスカの大地では
ワタリガラスという鳥が
この世界を生み出したと
信じられているけれど。
不思議なのは、
創造神である彼自身が
嘘と
偽善と
そして
心から涙を流せる
あたたかさの間を
泥くさく生きているということ。
この世を創った彼自身が
未完全のまま
ただひたすらに
自分を探し続けていること。
それなら
私もそれでいいんじゃないか。
今日もまた
泥くさく
ただひたすらに
生きていければいいんじゃないか。
そんなことを
ぼんやり考えた
ある雪の日。
宿題するかしないか。
ひたすら占ってる
真夜中のアラスカより。
今日もちらりとここを
訪れてくださった
世界のどこかのみなさま。
ありがとう。