この土地の人たち
この土地の人たちは
なんだか不思議。
雪が降ると
「雪が降るほどあったかい!」
とジャケットを脱ぐ。
−10℃をきると
「今日あっついなあ」
とマフラーをとる。
ー40℃に迫ると
「いっちょ参りますか!」
と水着になって外に飛び出す。
太陽の昇らない冬を
こっとりあったかいココアと
とっておきのブーツで乗り越えるのに
太陽の沈まない夏には
時なんてないように
ひたすら白夜の中を
走り回る。
地球のあちこちで
今日もいろんな人々のドラマが
繰り広げられているけど
やっぱり、
アラスカの人々はなんだか
人間くさい。
だから、惚れてしまう。