線路。
アラスカの原野に実ったブルーベリーと
たっぷりの小麦粉で焼く
パンケーキ。
何かをただまっすぐ思う人の顔。
窓越しに見て
何かを思った昨日。
遠く遠くへ続く
アラスカ鉄道の線路を踏んだ時
そんな気持ちも
遠くに去っていく。
"Is anybody here~~~~!!!"
なんて
叫んだけど。
誰もいないしんとした世界で。
お前は何をしているのかと
ふと
何かに
急かされるような気持ちが生まれるのは
一体全体どうしてだろう。
このままどこかへ
飛んで行ってしまおうか。
この道をどこかへ
歩いて行ってしまおうか。
そんな
切ない気持ちに
時にアラスカは私を陥れるのである。